「戸田交差点」と「湘南港」視察(Vol.460)
2014/10/19 ブログ by 安川有里
10/17、決算特別委員会の県内視察が行われ、25年度の事業の2現場を調査しました。
午前中は、国道129号「戸田立体」整備事業の調査でした。
国道129号は、国道134号を起点に厚木市を経て、国道16号に至る県の真ん中を、南北に通る主要道路の一つです。東名高速の厚木インターチェンジと接続していることもあり、交通量が多く、県道22号と交差する「戸田交差点」付近は、交通渋滞が慢性化しています。
そこで、交通の安全と渋滞解消のため、国道129号が県道22号をアンダーパスする「戸田交差点立体化」工事を進めています。アンダーパスするための拡幅の土地を獲得し、平成25年度は、歩道橋上下部工、交差点立体交差工などの工事をすすめました。
完成は28年度。(間に合うか!?)
また、国道129号線は「新東名高速道路」への接続道路となるため、「厚木南インターチェンジ(仮称)料金所までの接続区間についても県が整備をすすめています。
そして、午後は江の島へ。今年6月から使用開始の「湘南港港湾管理事務所」を調査しました。
湘南港は、1964年の東京オリンピックのヨット競技会場として整備されました。
オリンピックでは参加国40カ国、参加選手281人、参加艇数109艇がフィン級からドラゴン級までの5種目を戦いました。以来、湘南港は公共ヨットハーバーの草分けとして、数々のヨットレースが開催され、日本のヨット活動の普及に貢献してきました。
オリンピック後は、公共のヨットハーバーの草分けとして、様々なヨット競技活動の普及・発展に貢献してきました。
(陸置きヨット側から、旧ヨットハウスを撮影。来年3月には除去されます)
そして50年。その時に建てられたヨットハウスは、老朽化が進み、耐震性も低いため、建て替えられることになったのです。
現在、約800隻のヨットが保管され、年間100回以上のヨットレースが開催され、毎年約97,000人以上の方々に利用されています。各大学のヨット部の練習にも使われている、ヨットハーバーで、私も、障害者や高齢者でも簡単に操作出来る「アクセスディンギー」を習っていたこともあり、旧ヨットハウスは、おなじみの大好きな場所のひとつでした。
では、新しいヨットハウスをご紹介!(まずは、県のHPの写真です。2枚!)
誰もが、気軽に立ち寄れるよう、道路に面して(女性センター側)、「マリンショップ」や喫茶店を配した、バリアフリーのヨットハウス。自然光を採り入れた大きな窓や開口部が特長です。
そして、東日本大震災の教訓から、屋上に津波避難デッキを配置しています。この辺りの予想の津波の高さは、6m。避難デッキは10m。休日の利用状況から200名が避難出来る広さです。(とは言っても、かなりの混雑になるかと思いますが)
ヨットマンにとっての「聖地・江の島」。今回の設計にあたっては、ハーバーを利用しているヨットクラブの方たちの意見を取り入れたのこと。
新しいヨットハウス(湘南港・港湾管理事務所)が、神奈川の新しい人気スポットになりそうですね!
(ヨットは気軽にチャレンジ出来ないかも?と言う方には、私が以前習っていた「アクセスディンギー」がおすすめです!不沈船です!)