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県立がんセンター視察(Vol.433)

2014/08/26 ブログ by 安川有里


 8/25、がん撲滅をめざす議員連盟の有志で、昨年11月にオープンした「新がんセンター」を視察しました。以前(2013/8/2にブログで紹介 ←クリックすると以前のブログをご覧頂けます!)、工事中の同センターを視察しましたが、オープンしてからのお話&新設の「漢方サポートセンター」などについて、今急ピッチで準備中の「重粒子線治療施設」を調査させて頂きました。

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 概要を伺ったあと、センター内を案内して頂きました。

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(まず概要説明を受けました)

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(広くて明るい院内。)

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(手術・放射線治療・化学療法に続く「第4の治療法」としての臨床研究を実証するために設置されました)

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(漢方サポートセンター。早速、議連の先輩が担当医に質問中。ここでは、緩和ケアにおける体力維持等のための漢方医療を行っています)

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(前回の視察では、ベッドもなかった治療室。通院で科学治療を受けていらっしゃる患者さんたち。その様子を見せて頂きました)

 そして、重粒子線治療施設。現在、世界には8か所あります。(日本4か所、中国2か所、ドイツ・イタリア各一か所)
 神奈川県立がんセンターの施設は9か所目になります。
 重粒子線治療は、従来の放射線治療では効果の上がりにくい治療効果が期待され、かつ副作用が少ないとされる放射線治療です。炭素イオンを光の速さのおよそ70%まで加速した重粒子線を、体の奥のがん細胞に照射します。がんにピンポイントで照射するため、周りの正常な細胞を傷つけにくく副作用が少ない、殺傷能力が強い、等の特長があります。
 治療の対象となるがんは、ひとつの部位に留まっている固形のがん(脳腫瘍・肝がん・膵臓がんetc.)で、白血病などの血液がんや広範な移転のあるがんは対象となりません。
 治療する部位を設定出来れば、2〜3分で一回の治療が済むと言われる画期的な治療法です。外来・通院で治療が可能になります。

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(重粒子線をイメージした証明のあるの受付ロビー)

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(ただいま、工事・準備中!)

 がんは、死亡原因としてはまだまだ深刻な病因ですが、きちんと年に一回検査を受けていれば、現在の生存率は6割といわれています。しかし、入院待機患者・手術待機患者が減らない昨今、新しい技術の投入と、今回の新がんセンターの、患者受け入れの増加は、神奈川県の医療の「一歩前進」と評価していいのではないかと思います。(家族を、がんでなくしている当事者です。)


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