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県内視察 (vol.63)

2011/07/17 ブログ by 安川有里


5月1日から、県議会議員として活動を始めてから、2ヶ月半。
この間、本会議の合間に、「県有施設を出来るだけ視察し、今の県の状況をつかみたい」と、
いろいろな施設を訪ねました。

7/11・月曜日は、横浜市内3カ所の施設を見学し、職員の皆さんから県への要
望を伺って来ましした。

最初に視察したのは、横浜市青葉区の「県立中里学園」
保護者のいない児童、虐待されている児童、その他環境上養護を要する児童が入所する学園です。
学園で生活し、子どもたちはここから、学校に通っています。
気になったのは、虐待で入所してくる子どもが多いこと。
学園では、親子双方のケアを行うなど、細部にわたっての指導を心がけることで、ひとつひとつ問題を解決しているそうです。
昭和21年に戦争浮浪児対策の設立された中里学園。当初の目的とは大きくわっ
たものの、次代を担う子どもへの取り組みは、時代のニーズが変わって形はかわっても、
行政がしっかりとりくむ、その姿勢が大切なことだと、改めて肝に銘じました。


(就学前の児童のプレイルーム)


(ここで、料理をしながらカウンセリング)


(卒業していく仲間への寄せ書き)

2か所目は、港南区の「ひばりが丘学園」
昭和24年、東日本で初めて設立した知的障害児入所施設・障害者支援施設です。

緑に恵まれた環境の中、幼児から成人まで、それぞれの障害度にあわせ、部屋の構成やグループ分けを行った中で生活をしていました。


(就学前の子どもたちの脱衣室。子育て中のお母さんの参考に!)


(本格的な歯科治療も学園の中で受けることができます!)

視察中、高校から帰って来た少年と話をしました。
学校の授業がとても楽しかったこと、AKB48が大好きで雑誌を見せてくれ、その中でもお気に入りの板野友美さんの事をいろいろ教えてくれました。
「O君、ありがとうね!またね〜!」と、手を振ってお別れ。(高校卒業した
ら、どんな仕事に就くのかな?がんばって!!)
それぞれの子どもたちが、個性豊かに育つため、施設のスタッフが、日々試行錯誤しながら子どもたちに接している姿が印象に残りました。

最後に視察したのは、子ども医療センター

昭和40年代初めに「子どものための医療施設を作りたい」という県職員と、県議会議員の思いが一致し、昭和45年に誕生!カルテはその当時のものも含めすべて保管。(264,857名分)
『こどもの健康の回復及び増進と福祉の向上のため、最善の医療を提供します』を基本理念に142名の医師と547名の看護師が、子供たちの治療・研究を続けています。
こども医療センターに初めて入って感じたことーそれは、これまで「病院」に抱いていたイメージと違い、とにかく明るい雰囲気だったことです。

7/7までは七夕の飾り付けがあったそうです。壁には、ひと針ひと針心を込めて作られたハワイアンキルトがありました。屋上には庭園があり、夏祭りをみんなで楽しむそうです。
このセンターの雰囲気を作っているのは沢山のボランティアの方々。昭和45年からの長い歴史の中で培われた結果と言えそうです。


(昭和45年に設立した時の看板?大切に院長室に保存してありました)

見学の最後に、周産期棟を見学しました。
手術室と新生児室を移動するのに、廊下を移動することなくエレベーターを使えるよう設計されています。
沢山の新生児に会いました。いのちを授かったばかりの赤ちゃん達に元気をもらいました。この子たちが大人になった時に「生まれてきた事」を喜んでもらえるよう頑張らなくっちゃという思いを胸に、センターをあとにしました。

みんなで作る新しい横須賀ストーリー


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