Food for All people (vol.330)
2013/12/14 ブログ by 安川有里
12/14、今年も出席して来ました!
「Stop いじめ!中学生の集い in ふじさわ & スクールバディ・サミット」。
スクールバディとは、藤沢市立村岡中学校から始まった、『生徒主体で、いじめをなくす』取り組みです。
その後、藤沢市から、神奈川県下、東京都などに広がっていきました。
午前中は、19校の生徒代表が4グループに分かれて、各校の取り組みについて報告や情報&意見交換を行ったあと、
グループ討議の結果を発表。
そして、各校のスクールバディを紹介しました。
午後は講話とワークショップ。
講師は、杉山祥子さん(NPO法人 セカンド・ハーベスト・ジャパン パントリー担当)。
食糧・食品の問題を通して、日本で起きているさまざまな格差や差別、貧困や人権についてのお話でした。
セカンド・ハーベスト・ジャパンは、日本初のフードバンク団体です。
「食べ物を捨てるともったいない」、これは、国籍に関係なく誰もが共通して思っていることだと思います。
余っている食べ物をどこにどうやって届けるか……?
フードバンクはとは「食料銀行」を意味する社会福祉活動で、食品関連企業や、農家、個人などから、賞味期限内で
まだ食べられるのに、商品として流通出来なくなった食品の寄贈をうけ、食べ物に困っている人や施設などに配布する活動のことです。
「すべての人に、食べ物を」をスローガンに掲げ、
ハーベストキッチン(炊き出し)、ハーベストパントリー(経済困窮家庭・個人に食品を提供)、フードバンク活動の3つの活動に加え、政策提言にも関わり、フードバンク活動浸透の役割も担っています。
日本の食品ロス量、つまり、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食料は、
米の年間生産量に匹敵するというデータがあります。
この食品ロスをフードセーフティーネットにいかせたら、とセカンドハーベスト・ジャパンは、これからの課題としているとも、話して下さいました。
子どもの6人に一人が、貧困家庭と言われている今日。
中学校で言えば、クラスに数人はは、もしかしたら食費に事欠く子どももいる状態です。
今日は、中学生もこの問題に真剣に取り組んでいました。講話後のワークショップでは、
各グループ内で、活発な話し合いが行われました。
中学生ならではの意見もたくさん発表されました。
毎年、いろいろなヒントを与えてくれるスクールバディ・サミット。
中学生の皆さん、たくさんの意見、ありがとう!
また来年、会いましょうね。