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小田原で民俗芸能を鑑賞! (vol.321)

2013/11/03 ブログ by 安川有里


11/2、神奈川県議会文化芸術振興議員連盟の平成25年度の現地視察を行い、
小田原民族芸能保存協会の方々と意見交換を行いました。

まず、小田原市役所のホールで、
「小田原民族芸能保存協会 創立40周年記念民族芸能大会」を鑑賞しました。

大漁木遣唄

(ブリ漁が盛んだったそうです。漁のときみんなの気合いを一つにするために木遣唄を歌い、合いの手をかけるときに一斉に力を出し合って綱をあげました。仕事唄として、親から子へと漁場で受け継がれたものです。)
山王小学校・白鴎中学校の子ども達12名が参加しました。

根府川寺山神社鹿島踊保存会

(航海安全と悪疫退散、豊漁祈願の神事舞踊です。神奈川県無形民族文化財。)

特別出演・足柄ささら保存会

(江戸の小町踊りと信州の七夕踊りが合流してうまれたと言われる美しい踊りがささら踊で風流踊りと言われています。神奈川県無形民族文化財。かながわ民俗芸能五十選。)

小田原囃子 多古保存会

(江戸と文化交流の盛んだった小田原に早くから伝わった江戸葛西囃子。五人囃子が基本の江戸囃子より締め太鼓を増やし、にぎやかさの中にどこか哀愁を帯びています。神奈川県無形民族文化財。かながわ民俗芸能五十選。)

相模人形芝居 下中座


(出演は、小田原市立橘中学校 相模人形クラブの皆さん。演目が始まる前に、人形の動かし方を説明してくれました。下中座は江戸時代から小竹に伝わる三人遣いの人形座です。 神奈川県無形民族文化財。国・重要無形民俗文化財。)

後継者育成発表会ですよ、と保存協会の方。
鑑賞していて、地域の方々の生き方や郷土の歴史や郷土愛が伝わって来ました。

観賞後、小田原民俗芸能保存協会の方々と、意見交換会を行いました。
・後継者育成がポイントー子ども達とっては、発表の場があるかどうか。
・悩みはとにかく「後継者」ー中学生になると参加者が減る。
・人形芝居の人形は一体200万円、寿獅子舞保存会の衣装代など全部で30万円ーとにかくお金がかかる。ー助成を下げないでほしい。
・高齢化
・民俗芸能のファンになってもらいたい。活動していることを気にかけてくれる事をのぞむ。
等のご意見を頂きました。

議連のメンバーからは、県の文化振興条例についてや今年度の予算などについて現状をお伝えした上で、
川崎市の民俗芸能を子ども達に伝えている事例を紹介するなど、活発な意見交換を行いました。
これからも、超党派の議員連盟で、積極的にこのような調査・意見交換に取り組んでいきたいと思います。


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