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いちごをより美味しく!  (vol.305)

2013/09/26 ブログ by 安川有里


9/24、来たる環境農政常任委員会の質疑をより充実させるため、
岩本議員と計画し、視察に行って来ました。

今日は、午前中の視察先「ピュール・アイ」のご報告です。
ここでは、自社生産のいちごを販売するだけでなく、いちごを乾燥し「ドライいちご」を製造し、
いちごを中心とした、生菓子や焼き菓子を製造販売しています。


(大和市高座渋谷駅から車で10分かからないところにあります)

トマト農家だった関水さんのご両親が、
後継者がいないため、休耕地となっていた畑・600坪。
(関水さんは眼科医、主にいちご栽培を担当しているのは夫人の優子さん。薬剤師さんです)
しかし、その土地は農地のため、売却ができないことから、
何か、出来ないかと考え、
たどり着いたのが、「いちご」。
小規模でも対応してくれて
技術もマンツーマンで行ってくれる業者を捜し、
およそ1100㎡のビニールハウスと育苗用のハウスを建て、生産を始めたのが平成22年3月。
そして、12月に初めてのいちごの収穫。
収穫一粒目は、お父様の仏壇にお供えし、その後「家族の人数分にに等分して食べたのよ」と優子さん。
「ストロベリー・ハウス」(大和市南林間)と名付けた店舗で販売を開始しました。


(クリスマスケーキのころ収穫を迎えます)


(苗はこんなふうに植えていきます)


(コンピューターでハウスの中はコントロールされています)


(聞きたいこといっぱい、岩本議員)

いちごの販売は、12月〜5月頃。あとは、お店を閉めていたところ、
近所のレストランのオーナーから、
「お菓子をつくってみたら?」とアドバイスされました。
パテシェも紹介して頂いたそうです。
平成23年8月、お菓子の販売を開始。
と、同時に神奈川県のアドバイスのもと国の「6次産業認証」の準備を行い、
24年2月に認証を受け、
それを機に、いちご乾燥機を導入し、ドライいちごの販売を始めました。


(ドライいちごの乾燥機。いちごのへたなどの処理は手作業です)

パテシェとの試行錯誤を重ねた末、
7月にドライいちごを使った焼き菓子が完成しました。

その後も、新製品をコツコツと開発をし続けています。

関水さんは、少数のスタッフと、
いちごを栽培し、加工し、販売していらっしゃいます。

昨年からは、百貨店やイベントに参加するほか、
大和市の和菓子屋さんとコラボするなど、「いちごの魅力」で、みんなを笑顔にしたいと、
今日も、ハウスで、工房で、お店でがんばっていらっしゃいます。

「これからは、どう販路を拡大していくのか」
6次産業というブランドを浸透させ、
じわじわとファンを増やしたいと、夢を語って下さいました。


(焼き菓子)


(なまケーキ)

これまでのお話、夢を伺いながら、
お菓子をごちそうになりました。
「いちご」の魅力たっぷりのお菓子に、優子さんの愛を感じた調査でした。

☆次回は、2か所目の報告!


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