持続可能な農業をーイソップアグリシステム (vol.299)
2013/09/08 ブログ by 安川有里
北海道視察2日目、午後は、北見市へ。
農業生産法人(株)イソップアグリシステムを調査しました。
イソップ(ISOPP)とは、
①ISO14000 環境保全・持続可能社会・・・世界標準思想の内在化
②HACCP 工程管理による品質管理・・・食品衛生管理手法の導入
③Precision Agriculture 明確な意思決定可能な農業経営・・・精密農業の実践
この3点をもじったものです。
「IT活用による新しい営農システム」というコンセプトの下、
環境保全・工程管理・品質管理など、科学的に意思決定できる農業を目指しています。
世界レベル、これからの時代を見据えてやっていこう、
そして、持続可能な地域経済を目指す穏やかな連携をと
掲げたのが、「イソップ・コリドール※」。
(※コリドールー循環、緩やかな連携)
ITを駆使することによって、生産プロセスの効果化をはかり、
収量と品質の向上および環境負荷の軽減を進め、
持続型の付加価値システムを確立しています。
また、製粉機メーカーと連携して、穀物や野菜を、
香りや栄養成分を損なうことなく、
数十ミクロン単位まで粉砕可能なシステムを導入。
ミクロンフーズとして販売しています。
粉にするのが難しいのが、大豆。
油分が含まれているからです。
このハードルを越えて、粉化に成功。
大豆粉を使った、マヨネーズタイプのドレッシングをつくっているスペースも、
ガラス越しに見せて頂きました。
(調査先製造の「大豆でつくったドレッシング」、女満別空港で購入。ディップ風で美味しかったです)
天候に左右される一次産業・・・就農の拡充ために、
産官学の連携も図り、品質管理と環境に配慮した取り組みを調査することができました。
☆ ☆ ☆
イソップアグリシステムのある北見市を後に女満別空港へ。
札幌へはプロペラ機で。