asian youth orchestra (vol.295)
2013/08/29 ブログ by 安川有里
昨日、8/28、鎌倉芸術館で「アジアユースオーケストラ鎌倉公演 2013(鎌倉ユネスコ協会東日本大震災就学支援)」
が開催されました。
(パンフレットというより小冊子。14公演などの情報が盛りだくさん!)
(鎌倉に住んでいたときに、鎌倉ユネスコに入会。
三浦半島地域には、他にユネスコがないため、横須賀に移ってからも会員として参加。頻度は少なくなりましたが…)
アジアユースオーケストラ(以下、AYOと略させて頂きます)の皆さんの演奏を鎌倉で!!
という、会員の強い願いが昨日の公演に結びつきました。
AYOの特徴は、毎年オーディションで楽団員を一新すること。
今年度も各地で厳しいオーディションをくぐり抜けた98名が、香港での3週間のリハーサル・キャンプに続き、
アジア各地で3週間の公演を行いました。(毎夏6週間の活動です)
今年のメンバーは、11か国から、
中国 29名 香港 12名 韓国 1名
インドネシア 2名 マレーシア 3名
フィリピン 3名 シンガポール 3名
台湾 25名 タイ 3名 ベトナム 3名
そして、日本 14名 計98名のユース達。
8/10のハノイ公演から8/30の東京公演まで、14回のコンサート。
8/26の大阪公演の後は、2泊3日、鎌倉ユネスコ会員達の家にホームステイし、日本の家庭の味も経験。
鎌倉公演での演奏曲目は、
ブラーム:交響曲第3番へ長調op.90
ベートーベン:交響曲第5番「運命」ハ短調op.67
鎌倉芸術館大ホールをほぼ埋め尽くした観客から、
「ブラボー」の声と、長い賞賛の拍手が響き渡りました。
AYOは、授業料なしの文化交流の夏期講習として実施されています。
音楽を志すアジアの青少年が、アジアにおいて自分たちで音楽を作り上げます。
そのことに、誇りを感じ、有名アーティスト(過去には、ヨーヨー・マ氏とも)との競演やツアーを経験することを通じて、
優秀な才能が育まれ成長していくことーそれがAYOの目的です。
創設者でもあり(1990年創設)指揮者のリチャード・パンチャスさんの
「アジア地域を音楽で結びつけたい」という思いは、23年の時を経て、
私たち観客の目の前で、友情と絆のメロディとして実ったのでは…と感じました。