キャラバン・メイト養成講座に参加 (vol.287)
2013/07/25 ブログ by 安川有里
7/16 以前から申し込んでいた「キャラバン・メイト養成研修会」に参加しました。
厚生労働省が推進する「認知症サポーターキャラバン」。
認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を見守り、支援する「認知症サポーター」を全国で養成し、全国が認知症になっても安心して暮らせるまちになることを目指しています。
認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、支援する応援者です。
(私は昨年、みんなの党県議団全員が参加した「認知症サポーター養成講座を受けました。
その様子は活動報告書でも紹介させて頂きました。)
この「認知症サポーター」を養成する講師役が「キャラバン・メイト」です。
この日の参加者はおよそ100名。
ケアマネージャー、地域包括支援センターの方、市役所の方など、様々な職業の方が参加。
県議会からは、自民党の小川議員・新井議員・三橋議員と私の4名が出席しました。
午前中は、神奈川県精神保健福祉センターの医師・川本絵理さんの講義。
認知症の基礎知識や認知症の方への対応について学びました。
また、認知症高齢者を抱える家族の理解について、
「認知症の人と家族の会神奈川県支部」の宮澤玲子さんから、お話を伺いました。
手探りで、あれこれ悩みながら介護して来た日々を語られました。
(宮澤さんが10年の介護を経て出会った冊子。すべてが腑に落ちたと。)
午後は、グループワーク。
講師は、社会福祉士で認知症介護指導者の結城拓也さん。
地域別に12のグループに分かれました。
私の社属したグループは逗子&葉山&横須賀&三浦の方達、
名付けて『グループ・三浦半島』。
(グループの進行役を務めて下さった葉山町社会福祉協議会の山下さん)
☆認知症サポーターとは
☆認知症の人を地域で支える仕組み
☆キャラバン・メイトの役割と講座運営の実際
☆サポーター養成講座の実際
について、グループ8名で意見を出し合い、ワーク発表を行いました。
尊厳をもって最期まで自分らしくありたい。
これは、誰もが望む事。
この願いをはばみ、深刻な問題の一つが「認知症」です。
いまや、老後の最大の不安であり、超高齢社会を迎えようとしている日本にとって最重要課題の一つです。
認知症は誰にも起こりうる脳の病気に起因するもの。
85歳以上では4人に一人にその症状があると言われています。
2012年現在は約305万人ですが、2020年には410万人、2025年には470万人程度まで増加することが予想されています。
認知症の人が記憶障害や認知障害から不安に陥り、その結果周りの人との関係が損なわれることもしばしば見られ、
家族が疲れきって共倒れしてしまうこともあります。
しかし、周囲の理解と気遣いがあれば穏やかに暮らしていくことは可能です。
そのためには、地域の支え合いが不可欠です。
だれもが認知症についての正しい知識を持ち認知症の人やその家族を支える手だてを知っていれば、
「尊厳ある暮らし」をみんなで守ることが可能になります。
2004年12月、「痴呆」から「認知症」へと呼称が変更されました。
この変更を契機として、みんなで認知症の人とその家族を支え、だれもが暮らしやすい地域をつくっていく運動「認知症を知り地域をつくる10か年」キャンペーンが始まりました。
認知症サポーターを多数養成しよう!
認知症になっても安心して暮らせるまちを市民の手によってつくっていこう!
「認知症サポーターキャラバン」はこうして、展開される事になりました。l
サポーターは現在全国で400万人、神奈川県では16万8000人誕生しています。
キャラバン・メイトは3500人(うち、活動している人は200人)。
私も、そのうちの一人として、地域でしっかりと活動していきたいと思います。