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おさかなポストーやまちゃんの夢 (vol.281)

2013/06/19 ブログ by 安川有里


6/4の新聞各紙やTVのニュース番組で取り上げられた
「多摩川の外来ガメ捕獲作戦」


(多摩川の生態系を守る活動をしている山崎さんの東京新聞の記事)

新聞を読んで、是非お話を伺いたいと、
この捕獲作戦の中心となったNPO法人「おさかなポストの会」の創設者で
川崎河川漁業共同組合の山崎充哲さんにアポをとりました。


(川崎市の稲田公園にあるおさかなポスト)

外来種の生物が繁殖することで、日本(神奈川)の在来種にどんな影響を与えるのか?
山崎さんこと「やまちゃん」に取材?をさせていただきました。

今回の捕獲作戦は、みんなに気づいてもらいたいから行ったとのこと。
夜店で持ち帰った「カメ」が大きくなって困ったから、捨てる……
ではなくて、生き物を飼う限りは、ちゃんと一生をおえるのを、見届けてほしい。


(近所の子供達や遠足で来た子供達が、パンの切れ端などのエサを与えてくれています。
ここでは、「エサをあげないで下さい」ではなく「エサをあげて下さい」です)

『「命をどう扱うか」ということを子供たちに徹底的に教えること。
そうしない限り、捕獲しても堂々巡り
規制をかけても、地下に潜って違法な取引をする。
飼う人が正しい知識と技術で飼えるようなシステムづくりーこれが外来生物と環境の問題は解決しない。

10年〜15年かけての教育として出前授業を行っている。
この授業を受けている子供は成長しても
カメや魚を捨てない。
1年や2年で解決できる問題ではない。
多摩川では、この教育のおかげで生き物を捨てることが、かなり減ってきている。』
と、やまちゃん。

多摩川には、増えすぎてしまった外来種が沢山生息しています。
夜店で釣った亀。
大きくなって飼えなくなり捨てられることも。
そんな亀たちを預かり、里親さんを探す。


(この亀たちは、NPOの会員さん達に責任を持って引き取られていきます)

そのほか、積極的に小学生を対象にした川のイベントを仕掛けて、
川に生きる命の課題を少しづつ理解してもらい、解決していこうという活動をされています。

現在、おさかなポストには、200匹の亀が預けられています。
その他、あゆの稚魚も水槽に入っています。この鮎の稚魚たちは、時期になったら多摩川に放されます。
その時も、子どもたちに手伝ってもらっています。

大人になって帰ってきた鮎を収穫し、感謝して食べることも教えていらっしゃいます。

「生態系を脅かす外来種が、心ない人達の手によって捨てられ、繁殖することによって、
生態系を壊しているのは、実は外来種ではなく、それを捨てる人達である。」

生き物を飼うかぎりは、一生を面倒見る。
最後は一緒に暮らせたことを感謝する、
そんな気持ちをみんなが持つことが教育の一つだとやまちゃんは熱く語ってくれました。
私もまったく同感です。


(向かって右から、長谷川茅ヶ崎市議、岩本県議、山崎さん、私)

ちなみに、
私も今まで日本リス、ひよこ(とさかが生えて、近所の養鶏場に引き取ってもらいました。)
オタマジャクシ(足が生えてきたので、近所の田んぼに放しました。)
何匹もペットを飼ってきました。
猫と犬は、みんな最後は私の腕の中で眠りました。


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