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学童議連の勉強会 (vol.170)

2012/06/02 ブログ by 安川有里


子供・子育て新システムと、学童保育について、
「神奈川県の学童保育を支える議員連盟」の勉強会が県庁で開催されました。

県下の市町村の議員さんたち150人が、県庁に集合。
県の学童保育連絡協議会のみなさんからの現状報告と、
「子供・子育て新システムで想定される学童の在り方」についての報告がありました。

この研究会に先立ち、以前から調査したいと思っていた学童保育。
(県内で4~5カ所視察していますが…)
先日、横須賀市内の3カ所の学童保育を訪ねました。

まず最初が、「根岸わんぱくなかよしクラブ」

小学校からも歩道橋を通ってすぐに所にある立地条件もとても良いところにあります。
学童を作りたいと不動産屋さんにかけあってもなかなか決まらないところ、この土地の所有者の方が「うちの敷地に建てれば!」と土地と建物を提供して下さったそうです。


(トイレは3カ所あります。)


(ランドセルなどを入れる棚もはじめから設計に入っていました。)


(室内の真ん中にある柱は、子供達が登ったり抱きついたりして、思い出の柱になるように、丸く設計されています。)

次に訪ねたのは「岩戸大矢部学童クラブ」
岩戸小学校の空き教室を利用した学童です。

この学童は、36年目。
1991年からこの学校の教室を使っています。
学校の中にあると、それぞれの小学校のルールがあり、学童のみの使い方は出来ないけれど、工夫をしながら経営をしてきたとお話を伺いました。

学童保育で必要な事は、学校を出る時に「さようなら」、学童に帰って来た時に、自宅に帰って来た時と同じように「ただいま」「お帰りなさい」という区別がつけられることが必要だと指導員の方に伺いました。

学童保育は、子供達にとって生活の場の一つです。
年間を通じて考えると、小学校にいる時間よりも長い時間をここで過ごすことになります。
それだけに、ここでの仲間との触れ合い、指導員さん達との心の交流が子供達の成長の糧になります。

岩戸大矢部学童クラブでは、学校の施設も使って子ども達が放課後を楽しんでいました。


(AKB48の歌に合わせて、踊っている子供達、楽しそうです。)


(指導員さんと釣り用具を作っている子供達。)


(岩戸大矢部学童クラブのお約束。)

最後に訪ねたのは「浦郷学童クラブ」です。
ここは、小学校の空き教室を借りることが出来ず、商店街の中の居酒屋さんの後を借りている学童クラブです。


(玄関前の赤いパイロンは、子供達が飛び出さないようにする為に置いてあります。)

一方通行にもかかわらず、クルマの通行量が多い道路に直接面している為に、子供達が公園などに遊びに行く時に非常に気を使う場所にあります。
そのため小学校低学年の下校時には、指導員さんが学校まで迎えに行っています。


(図書コーナー。)


(この日のおやつは、ミートソース・スパゲティ。指導員のお兄さんが作ってくれました。)

働くお母さんにとって、安心して子供を預ける事が出来る学童保育。
横須賀はたぶん学童保育の保育料が、日本一高いと言われています。
学童に入れたくても入れられない家庭もあるかと思います。
この点を改善する為にどうすれば良いか。
これから、県、市と交渉していきたいと思っています。


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