神奈川県・横須賀市合同原子力防災訓練 (vol.98)
2011/11/16 ブログ by 安川有里
今日、久里浜で平成23年度神奈川県・横須賀市合同原子力防災訓練が実施されました。
「三浦半島断層群を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、横須賀市内にある核燃料加工施設・グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNFーJ)で屋外へ核燃料物質を放出する」という事故を想定して、様々な訓練が行われました。
まず、午前中はGNFーJ周辺で放射線量の計測が行われました。
午後からは、緊急被ばく医療訓練や避難訓練、応急避難所設置&運営訓練、原子力災害啓発活動など、2カ所に別れての訓練となりました。
私は、ガーデンライフ久里浜自治会周辺で実施された避難訓練と応急避難所設置&運営訓練を見学しました。
(市の職員からの説明で、訓練開始)
参加された住民の方は50名ほど。
市の職員の方々の誘導で、まずは避難所まで歩き、避難所になる予定の高校の体育館を想定して自治会集会所に到着。
会館の中では、まず、住民の避難所への受け入れ方法を説明。
また、避難住民のサーベイランス(被ばくの有無や程度の調査)を実施しました。
(手前の後ろ姿の制服の彼女は、久里浜中学の2年生。職業体験で朝日新聞の記者の方と取材中。プロが持つカメラを手に撮影し、職員の説明を熱心にメモしていました。いい記事が書けたかな?)
訓練で想定されたような災害が起こる事がない事を祈るばかりですが、
3・11以降、想定外な事が起こりうる事を自覚し心の準備をしておかなければなりません。
防災訓練に参加し、訓練内容を理解する事で、少しでも冷静な行動がとれるようにしておく事の大切さを実感しました。