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第8回三浦半島学童保育研究集会 (vol.78)

2011/09/11 ブログ by 安川有里


今日、午前9時30分から汐入の総合福祉会館で「第8回三浦半島学童保育研究集会」が行われました。
私は、午前の全体会に出席しました。

オープニングは子供達と指導員有志による♫学童保育の歌♬と、子供達の笑顔でいっぱいのDVD鑑賞。今年の夏の学童の様子を綴ったものでした。

続いて、横須賀・三浦・逗子からの報告が行われました。
横須賀の報告内容を簡単にご紹介します。
横須賀市内には、2011年9月現在で55か所の学童クラブがあります。
保育料が全国平均に比べてかなり高い、
指導員の待遇も時給制や社会保険の未加入などの問題が残されています。
横須賀市の学童保育は転換期を迎えています。
運営するに当たって何が大切なのかを今一度考えて、学童保育の発展に尽くしたい…と思いを述べられました。

記念講演の講師は、早稲田大学の増山均さん。
テーマは『子どもの尊さの発見・支え合う暮らしの創造』~学童保育の大切さを考える~でした。
子どもの学校や塾の厳しい状況を考え、勉強だけでなく、放課後の時間などのゆとりが大切、気晴らしが必要など、学童保育で生活をしていく中で大切にしていきたいことetc.
わかりやすく、ユーモアを交えてのお話でした。
地域が支える子どもの教育、
社会全体で子どもを育てる、
私がずっと提案している「複眼教育」と根本は同じでした。

さらに3・11を経ての子供たちについてのお話がありました。
原発事故によって日本は新たなステージを迎えた。
これから生まれてくる子どもの不平等もありうること。
つまり生まれてきた時に、空気が水が汚染されている、原発の影響がどうなっているのか…etc.ーこれが世代間の不平等。
子供達の世代に残された問題、
将来の被害は全く未知数、
そんな中で、線量計を持たされ、積算シーベルトを測っている現状。
増山教授の問題提起がありました。

参加者260名を超える熱気に溢れた研究集会でした。


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