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かながわ保育士・保育所支援センター(Vol.438)

2014/09/01 ブログ by 安川有里


 夏の常任委員会視察、10か所目は、かながわ県民センター内に今年1月に開所した「かながわ保育士・保育所支援センター」です。

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(県民センターの13階にあります)

 2013年、政府は「待機児童解消加速化プラン」として、5年間で40万人の保育の「受け皿」を用意すると発表しました。(?「受け皿」を用意?場所があればいいというのでしょうか?未来を支える子どもたちを責任を持って預かり、守り、育む「居場所」であるべきと思いますが、それはそれとして。)

 神奈川県でも、待機児童対策の取組みとして、ハード面での保育所の緊急整備・拡充とともに、ソフト面の対策として、保育人材の確保に向けた取組みを強化するために「かながわ保育士・保育所支援センター」を開設しました。

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(神奈川県社協かながわ福祉人材センター内に設置されました!センターは、神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市の共同事業として神奈川県社会福祉協議会に委託しています)

 同センターでは、保育資格を持つ方の
⑴ 就労相談・就労斡旋
⑵ 潜在保育士への情報提供
⑶ アウトリーチで就職相談  を行っています。

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 県内には、保育士の資格を持つ方が7万人、そのうち2万人が「保育士資格を持ちながら保育所などで就業されていない」いわゆる潜在保育士です。
 昨年12月〜今年1月にかけて、県に保育士登録している昭和42年〜53年に産まれた方20,474人にアンケートを行いました。職場復帰の以降があるかたには復帰の際の条件、就業中の方には、仕事の満足度などについて質問し実態と意向をまとめました。
その中で、潜在保育士の方にとって不安なのは「ブランク」「最近の保育の傾向(アレルギーの扱いなど)」との回答が得られました。
 そこで、センターでは復帰にあたっての就職相談会や保育の仕事ミニセミナー等を開催しています。

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(ミニセミナーの案内。事例「こんなとき!どうする?」のグループワークも行われます)

 また、新しく保育士をめざす方の養成は、県下22の養成施設で毎年2600名が卒業していきます。(平成26年3月 2,584名)もちろん、卒業し保育園に就職しても、先輩保育士についてさまざまなケースについて学ばなければなりません。保育士の質の向上をお手伝いするのも、このセンターの役割といえます。
 すぐに就職をしたいと考えている方やいずれ就職しようと考えている方に、まずはセンターに登録していただき、様々なアドバイスを受けることが出来ます。これから、保育の仕事をしてみたいというみなさんも、保育士を紹介してほしいという保育所も、気軽に支援センターを利用していたきたいと思います!

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 新しい、子ども・子育て支援法の下でも、しっかりとその役割を果たす、前向きなお話が伺えた調査でした。
(来年スタートの新制度について、私の考える問題点や疑問点をさまざま提示しましたが、真摯にとらえて下さりありがとうございました!
今後もこの問題については、いろんな方の立場からのご意見を伺い、施策に反映出来るよう尽力したいと思います。)

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