神奈川県立青少年センター(Vol.425)
2014/08/13 ブログ by 安川有里
8/12から、今年所属している「県民企業常任委員会」関連の県内施設の「おひとりさま(笑)視察」を始めました。
最初の調査は、神奈川県立青少年センターです。
青少年センターは、紅葉坂の県立音楽堂&県立図書館と同じ敷地にあります。(TBSの子ども音楽コンクールの司会をしていた私にとって、県立音楽堂は思い出の場所でもあります。大好きな横浜のスポットです。)
神奈川県立青少年センターは、青少年施策の総合的展開や舞台芸術の振興のために、4つの柱で事業に取り組んでいます。「舞台芸術の振興」に、「そうだったの?」と思われる方も多いと思います。
それでは、4本の柱をご紹介します。
⑴青少年の体験活動を推進する人材の育成
県・市町村などが主催する様々な体験学習のとき、指導者やリーダーとして活動していただける方を対象に研修機会を提供し、活動していただいています。
⑵青少年のひきこもり、不登校や非行などへの対応
どこに相談していいかわからない相談者を、ワンストップで電話と面接で相談を受け付けて、専門分野を生かした相談員が対処しています(6月の私の一般質問で答弁していただいた内容です)。昨年は、電話相談が3000n件、面接が500件。ひきこもりと学校関連の悩みが多く、母親からの相談が6割を越えるそうです。
また、青少年支援に取り組むNPOの支援活動を行っています。9/13には「子ども・若者を理解するための講演会&フリ・フリ・フェスタ2014」が開催されます。
⑶青少年の科学体験活動の促進支援
青少年センターは、もとは(S37年)理科教育センターとして設立され、プラネタリウムと天文台がありました。建物を耐震補強するとき、この2つの施設が重いことから、改装・廃止となりした。
現在は、屋上で星空教室を行い、火星や土星などの太陽の惑星が観察出来ると、人気の教室になっています。
当日は、ロボット教室も見学させて頂きました。「私もはまりそう!」が、第一印象。試行錯誤しながら、組み立てていく作業は、ひきこもりや不登校の生徒にも好評なんだそうです。
⑷青少年や県民の活発な舞台芸術活動支援
ホールでは、優れた舞台芸術を鑑賞する機会を提供、また、伝統芸能への理解を深めるための公園を行っています。
また、学校で取り組んでいる演劇やダンスの伝い芸術活動を支援を行っています。
(多目的プラザでは、演劇の練習が、様々なスタイルで行うことが出来ます)
(劇作家の脚本だけでなく、国内の劇団の公演の台本がそろっています!)
「学生演劇の殿堂」と呼ばれているホール。(私の塾の生徒がこのホールでの高校演劇大会にでることが決まったとき、喜びの涙で報告してくれました。)舞台はヒノキです。まさに高校生にとっては、『檜舞台』!が青少年センターのホールなのです。
調査日は、8/15〜17に上演される舞台のセットづくりが行われていました。「青少年のための芝居塾」で学んでいる塾生の集大成とも言うべき舞台。演技だけではなく、舞台芸術、PAまで塾生が自らの手で作り上げる舞台です。
「タイガー・リリィ 不思議な羽根」、是非、紅葉坂に足を運んで下さいね。
ご報告させて頂いたように、青少年センターは青少年施策をはじめ、様々な事業を展開しています。一般質問のときにも言及しましたが、(青少年白書に、施策実施は記載されているのに、その具体的な成果などが全く記載されていないこと)利用者の感想、評価、事業実施結果を県民に還元して頂きたいと感じました!改めて要望して、「おひとりさま視察報告 No.1」を終わります。