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開国のまち「浦賀」〜これからの景観〜  (vol.345)

2014/02/09 ブログ by 安川有里


2/9、ヴェルクよこすかで、第19回「都市景観フォーラム」が開催されました。
都市景観フォーラムは、よこすか都市景観協議会主催で、横須賀にふさわしく魅力ある都市景観の
実現に寄与することを目的に、毎年開催されています。

今年のテーマは、『開国のまち「浦賀」〜これからの景観〜』。
開会前、既に会場は満席。
市民の皆さんの熱意が伝わってくるフォーラムでした。

「第5回国際海の手文化都市よこすか景観賞」の授賞式も行われました。
第5回2013の受賞は、3件。

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(横須賀学院のチャペル棟)
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(株式会社ニフコ技術開発センター)
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(浦賀における歴史景観の研究活動)

基調講演は、東京外国語大学教授で歴史学者の吉田ゆり子さん。
「開国のまち・浦賀の成り立ちと文化、町並み」をテーマに、
歴史学の観点から、浦賀の町の成り立ちや、幕末から明治初期の浦賀の社会や文化についてのお話を伺いました。
当時の記録(日本側・アメリカ合衆国側、両方の)をひもときながらのお話。
歴史の面白さを改めて感じるとともに、浦賀の魅力の「深さ」を実感しました。
講演の最後に吉田さんは、
「湊を軸とした、浦賀の景観・町並みの保全の取り組みを」
と未来への展望を語られました。

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パネルディスカッションのテーマは、もちろん、
『開国のまち「浦賀」〜これからの景観〜』。

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(コーディネーターの志村直愛さん。東北芸術工科大学の教授です)

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(パネリスト。高須和夫さん/浦賀連合町内会会長、加藤隆夫さん/神奈川県建築士会横須賀支部相談役、富澤喜美枝さん/横須賀建設探偵団代表、八木健一さん/
NPO法人景観デザイン支援機構監事)

ディスカッションは、4つのパートに分けて行われ、
まず、⑴パネリスト・コーディネーターの自己紹介をかねて、浦賀・横須賀との関わりについて。
⑵浦賀の魅力と特徴は?
⑶浦賀の課題
⑷明日の浦賀
について、熱い議論が交わされました。

市と組んで、県として何が出来るか?
コーディネーターの志村さんが、
「景観を考えるとき、県の役割は貴重ですよ!」との言葉を頂き、会場を後にしました。


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