大工さんが、応急仮設木造住宅を建築!! (vol.339)
2014/01/23 ブログ by 安川有里
災害後に建てられる「仮設住宅」。
当然、プレハブでしょ?と、思っていらっしゃる方がほとんどだと思います。
これまで神奈川県では、災害時の応急仮説住宅の建設については、財団法人プレハブ建築協会などと協定を締結していましたが、
さらに、昨年9月に、木造による応急仮設住宅の供給を整えて、震災などの災害への備えを強化していくため、
「全国木造建設事業協会」と協定を締結しました。
今日は、「木造」建築よる応急仮設住宅の講習会のご報告です。
撮影するのが、私!ですので、撮影しながらレポート!、になりました。
よろしくおつきあい下さいね。
今日は研修ということで、4人一組6組の方が参加し、全員が、すべての行程を経験する講習会でした。
講習会のため、外枠のみの建設でしたが、
実際の出来上がりは、ちょっとぼけた写真で恐縮ですが、
いわき市高久第9応急仮設住宅では、ログハウス風の外観になっています。
プレハブの仮設住宅で最も問題だった「音」。
木造にすることで、隣の音の弊害がかなり減るとのこと。
その他、結露の問題も軽減されるそうです。
仮設住宅は、災害後3週間で建てることが目標です。
プレハブより手間のかかる木造仮設住宅。
講習に参加した皆さんは、その技術をしっかりと身に付けようと、真剣に取り組んでいらっしゃいました。
写真で、その様子をご紹介します!
今日は、外枠だけでしたが
出来あがる仮設住宅は、カーペットではなく、畳の部屋。
木の香りのするお家、濡れ縁も作れる、大工さんの心が通った住宅になります。
作業が行われている間、
皆さんから、様々なお話を伺うことが出来ました。
災害時の対応に始まり、県産の木材の使い方から環境問題まで、
県が抱える問題が多岐にわたっていることを、改めて実感したイベントでした。