戦争が終わらないこの世界でー緒方貞子さん (vol.294)
2013/08/22 ブログ by 安川有里
8/17にNHKで放送された、「戦争が終わらないこの世界で」、
当日、観ることができなかったので、録画しておきました。
今日、じっくり観ることができました!
緒方貞子さんの、平和への思いが詰まった番組でした。
1991年、63歳で第8代国連難民高等弁務官になり2000年に退任するまで、様々な局面でリーダーとして決断し、
現場主義を貫いてこられました。
国際社会の常識を打ち破ってルワンダの難民を守った緒方さん。
以来、アフリカには「サダコオガタ」と名付けられた少女あちらこちらにいるほど、緒方さんは尊敬され感謝された方です。
すべては、難民の命を救うため、難民の尊厳を守りたい。
そんな緒方さんが、心に残っている少年の言葉があるそうです。
ユーゴスラビアの難民キャンプでのこと。
『ミセス緒方、僕の家に、ちゃんと自分の家に帰れるよね?』
『約束するわ。もちろんよ。』
故郷に帰還する時の難民の笑顔が緒方さんのパワーの源になっていたようです。
日中戦争から太平洋戦争が起きたことを研究し、その答えを彼女なりに出したのが、
リーダー達の「無責任」。
だからこそ、彼女がリーダーとして常に「責任」を持って、様々の決断を下してこられたのだと思います。
マスコミの世界にいた頃に、「緒方貞子」という存在を知り、
ずーっと尊敬していた方の足跡を詳しく映像で観ることができました。
63歳で、高等弁務官に就任。
いまも、若い人達に世界観を伝えている緒方さん。
力は足下にも及びませんが、「若いから、いい」という、
いまの日本の風潮に逆らって、頑張っていきたいと、
志を新たにしました。
緒方貞子さん、これからも貴女を目標に頑張っていきます!