医療現場で治療を受けて感じた事(Vol.528)
2015/05/08 ブログ by 安川有里
5/6の昼、市内各所に貼っていた「活動報告壁新聞」の撤収を行っていた時、(多分10箇所目くらい)協力いただいていたお店に挨拶に行って、バイクに戻ろうとした時に、歩道のくぼみで「こてっ」と左足の甲をくじいて、「痛い やっちゃった?」。自宅に向かって時間が経つにつれ、痛みが増してきて、帰宅。
とりあえず、湿布とテーピングをして、安静にしていましたが、夕方になって全く歩けなくなったため、市の救急医療センターへ行きました。
レントゲンを撮った上で、骨折の有無を確認し、治療を受けました。
適切なアドバイスを受け、後日整形外科に行くときの為の紹介書(ねんざをした経過等詳細を書いた資料も含めた)を書いた上で撮ったレントゲンの映像をCD-ROMにして一緒に渡すようとの配慮もして下さいました。
医療センターでのアドバイスを守って2日、順調に回復した上で、家族や友人がお世話になった事のある整形外科へ行きました。受付で、救急医療センターでいただいた紹介状(レントゲンの資料付き)を提出しました。
しかし、その医院では、『改めてレントゲンを撮る』とのこと。
レントゲン室に呼ばれた時、言いました。「救急センターで撮ったレントゲンでは診察は出来ないのか?何か、足りないものがあったのか?」を聞いたところ、看護師さんは『ここで撮ったものを、パソコンに残す事にしていますので』との返事。
これに対し、ずっと無駄だと思ってきた事にふれました。「もう一度、レントゲンを撮るってことは、また、診療費がかかりますよね。救急センターの先生は、撮影と診療費の削減のために紹介書を書いて下さいました。義務的経費が毎年増えていて、県や市の財政が逼迫している中、こういった小さな無駄をなくして、それを積み重ねていって経費の削減を行っていくべきではないですか?救急センターで撮ったものより他の角度のものが必要ならいいですが、もってきたレントゲン写真で診察出来るのなら、それでお願いします。」
これに対し、看護師さんは院長先生に相談して来ますと退室。そして、院長は快諾!投薬や湿布についても、主人が診察を受けて処方してもらったもので家に残っているものを確認したうえで、今回は処方せずに終わりました。
検査をしたり、薬をもらったりして安心する方が多いのは理解しますが、医療の現場をみる限り、今後の少子高齢化を鑑みると、まだまだ削減出来ることがあると、これまでも指摘してきましたが、改めてこの点を考え直す必要を感じた今回の診療でした。(ちなみに、実家の父は長年、病院経営をしてきました。医療制度の問題点を常々憂いていました)